はじめに

 

 

 

 東京から最短ルートで4時間という交通の便の悪さから、ややもすれば「陸の孤島」とも揶揄される長野県飯田市(南信州)に生まれ育った私、山内絢人は、地元の高校を卒業後東京の大学に行かせてもらい、その後財務省で日本経済・財政全体、世界経済をマクロに考える仕事を経験させていただきました。その後、英国ロンドンビジネススクールに留学中の2017年に、自身の強い故郷愛から、同ビジネススクールの学生128人に地元長野県飯田市に来てもらい、地元の農家民泊を体験していただきました。イギリスから私の故郷まではるばる来てくれた学生達にとって農家民泊体験や田舎の農家の方々との交流は非常に新鮮だったようで、学生達からは私の予想を上回る高評価をいただきました。その際、日本の地方には、日本人自身が忘れてしまっているものの外国人にとっては大変魅力的に映る潜在的な価値が、特に農業といった一次産業やありのままの自然の中に、多く眠っているということを強く実感しました。

  

 この経験がきっかけとなり、地方に眠る価値ある観光資源・産業を掘り起こして磨き上げ、地方と海外とを直接つなぐインバウンド・アウトバウンドを自らの事業として行いたい、とりわけ、農泊体験といった体験型観光をより全国各地に広め、外国人観光客が、最後は日本の田舎での滞在を目的として日本に来るような魅力ある地域づくりを行いたい、といった思いが強くなりました。こういった経緯があり、農家民泊や体験型旅行を事業として行うFarmstay & Countryside Tourism株式会社(略称ファムカン)を設立し、自ら事業を行なっていくこととしました。本事業が、2020年までに訪日外国人観光客4000万人を目指し、京都・東京を結ぶいわゆるゴールデンルート以外にどうやって外国人を呼び込むかという政府としての目標に微力ながら貢献していき、究極的なゴールであるところの、地方が潤うことに繋がっていく、そのようなビジョンのもと今後邁進してまいります。    

代表取締役社長 山内 絢人